マレーシアとインドネシアは6月8日、ハラール認証制度に関するMoC(協力覚書)に調印しました。これにより、インドネシアのハラール認証機関であるBPJPHとマレーシアのJAKIMがそれぞれ発行するハラール認証は、両国で取引される製品等に対して相互承認されることになります。
この相互承認により、マレーシアで製造し、JAKIMのハラール認証を取得した製品は、BPJPHへの登録のみでインドネシアの市場でハラール製品として流通させることができ、インドネシアで製造し、BPJPHのハラール認証を取得した製品はマレーシア市場で流通させることが可能になります。
尚、相互認証の対象となるのはインドネシアとマレーシアで製造された製品のみで、日本やその他の国で製造されJAKIMやBPJPHのハラール認証を取得した製品などは対象外となります。
インドネシアにおけるハラール表示義務化
BPJPHは2021年、インドネシアで流通する製品のハラール認証と表示義務を定めました。輸入製品で外国でハラール認証を取得しているものは、BPJPHに登録する必要があります。ハラールでない材料等を使用し製造された製品は非ハラールであることを表示する義務があります。
対象となる製品が多岐にわたるため、認証の義務化は段階的に行うとしており、下記のように製品カテゴリーにより認証への対応期限を設けています。
ハラールの政府申請料は30万ルピア~5百万ルピアですが、中小零細企業と認定された企業は申請料が無料になります。
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