マレーシア入国管理局は、ビザ申請に関する新しい運用を発表しました。11月15日より開始されます。主な変更点は、申請プロセスの更なるオンライン化と、それに伴う申請料の改訂になります。
1.承認されたビザのパスポートへの裏書を完全オンライン化
ビザの申請自体は、これまでもオンラインによる申請(Expatriate Services Division (ESD): https://esd.imi.gov.my/portal/)で行われていましたが、今回の変更点は、ビザ承認後のパスポートへの裏書プロセス(パスポートにビザのステッカーを貼る業務)になります。現在は、承認後にパスポートをイミグレーションオフィスに持ち込み、窓口で手続料を支払ったうえで、2~3日のプロセス期間を経て再度イミグレーションオフィスでパスポートを回収する必要がありましたが、このプロセスがオンライン化されることになります。 申請料の支払いはウェブ上での決済になる予定です。新規び更新のビザに適用されます。
2.クアラルンプール国際空港(KLIA 1)にESDサテライトセンターを設置
新規にビザを取得しマレーシアに入国する場合、1のパスポートへの裏書を空港で行えるようになります。
3.MYXpatsセンターをペナンに設置
上記1の業務を提供するMYXpatsセンターは現在セランゴールに設置されていますが、2022年始めにペナンにも開設されます
4.申請料金の改訂
各種ビザの申請料が下記のとおり変更となります(イミグレーション手続き料を除く)。尚、申請が却下された場合、RM 300が返却されます。
オンライン申請料(新規・更新) | 新料金(2021年11月15日~) | 現行料金 |
雇用パス(Employment Pass) | RM 800 | RM 300 |
扶養パス(Dependent Pass):子や配偶者など | RM 450 | RM 70 |
長期出張・研修ビザ (Professional Visit Pass) | RM 800 | N/A |
パスポート変更時のビザの切り替え | RM 150 | N/A |
* 申請料は販売サービス税 (SST) 6% の対象
マレーシアでは、コロナを経てさまざまな業務がオンライン化されており、本業務も更なるオンライン化を推進することで、イミグレーションオフィスの混雑や人のコンタクトを少しでも減らす意図であるとしています。
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